「月次試算表を使った未来設計」
──“数字に追われる経営”から、“数字でつくる経営”へ
中小企業の社長さんから、こんな声をよく聞きます。
「毎月試算表は出るけど、結局あまり見てないんだよね」
「なんとなく黒字。でも、手元にお金がないのはなぜ?」
それもそのはず。
多くの経営者にとって、試算表は「税理士が出してくる結果」であって、
自分の“意思決定の道具”にはなっていません。
でも──
**月次試算表は、未来を設計する“経営のコックピット”**なんです。
【月次試算表】=「経営の現在地」+「未来の設計図」
月次試算表には、未来を読み解くヒントが詰まっています。
たとえば…
- 売上が伸びていても、粗利率が落ちていれば将来は苦しくなる
- 利益が出ていても、資金繰りが悪化していれば投資は慎重に
- 固定費が高まっているなら、一定売上を超えないと赤字になるリスクも
月次の数字を「現在地」として把握することで、
次のような“未来のシミュレーション”が可能になります。
●「あといくら利益が必要か?」が見える
→ ビジョンを達成するための「逆算経営」
●「今の利益構造で、来年の目標は達成できるか?」が見える
→ 売上だけでなく、粗利率や固定費とのバランスが見える
●「キャッシュがいつ足りなくなるか?」が見える
→ 資金繰りの“先読み”ができ、安心して投資できる
経営数字は「結果」ではなく「戦略の素材」
月次試算表を“未来設計の材料”として使うには、
「振り返り」で終わらせず、「問いかけ」を加えることがポイントです。
たとえば…
- 今月の粗利率はどうだったか?前年同月比では?
- 固定費は増えていないか?利益にどう影響しているか?
- 借入金の返済ペースは、キャッシュフローに対して適正か?
こうした問いを、毎月“自分に投げかける時間”を持つだけで、
経営の視界は驚くほどクリアになります。
数字に強い経営者とは、「数字で考える習慣がある人」
特別な知識はいりません。
必要なのは、**「数字と向き合う時間を持つこと」**です。
そして、もし自分だけで難しいと感じるなら、
「一緒に未来を設計してくれる相談相手(パートナー)」を持つことです。
▼追伸:「試算表を見て、なにを見たらいいかわからない」という方へ
私は、経営者の「ビジョン」と「お金の流れ」をつなげる支援をしています。
もしご興味があれば、**「月次試算表を使った未来設計セッション(無料体験)」**をご案内できます。
数字に不安があるのは、経営者として普通のこと。
でも、“その先”に踏み出せると、会社の景色が変わってきます。