よくある悩み 部署間の摩擦

こんにちは。ビジョン実現コンサルタントの老子です。
最近、経営者の方々とお話しする中で、こんな声をよく耳にします。
「営業は営業、製造は製造で、お互いの気持ちが全然通じ合えない...」 「部署間の対立に疲れ果てています」 「社内の摩擦のせいで、本来やるべきことに集中できない」
ため息まじりにこう話される経営者の方々を見ていると、胸が痛みます。
そんな時、私はいつも、原点に立ち返って考えるようにしています。
そもそも、仕事って何なんでしょうね?
仕事の本質って?
「仕事=お金を稼ぐこと」
一見、そう思えますよね。でも、本当にそれだけなのでしょうか?
私は、こう考えています。 仕事とは、誰かの「ありがとう」につながることなんじゃないかって。
- お客様からの「ありがとう」
- 一緒に働く仲間からの「ありがとう」
- 社会からの「ありがとう」
実は、部署間の壁も、この「ありがとう」の視点で見てみると、少し違って見えてくるんです。
なぜ摩擦が起きるの?
例えば、こんな光景、見たことありませんか?
営業部門:「もっと柔軟に対応してよ!」 製造部門:「品質が保てないじゃない!」
カスタマーサービス:「お客様のために急いで!」 経理部門:「でもルールは守らないと...」
実は、どちらも正しいんです。 どちらも、誰かのために一生懸命なんです。
ただ、その「誰か」の見え方が、立場によって違うだけなんです。
これからどうする?
正直に申し上げると、部署間の摩擦には、即効性のある解決策はありません。
でも、こんな視点を持つことから、変化は始まるかもしれません。
- 自分たちの仕事は、誰のための「ありがとう」につながっているのか?
- 他の部署は、誰のための「ありがとう」を目指しているのか?
- その「ありがとう」は、実は重なっているんじゃないか?
おわりに
部署間の壁。それは、会社の成長とともに自然と生まれるものかもしれません。
でも、その壁に悩むということは、裏を返せば、それだけ皆が真剣に仕事と向き合っている証でもあるんです。
大切なのは、その想いを「対立」ではなく、「力」に変えていくこと。
その道筋は、案外、「仕事って何だろう?」という素朴な問いかけの中にあるのかもしれません。